Komemame Diary

2012.10.06 Sat - 10.08 Mon(2)

紅葉の剱岳へ
a0148606_19283997.jpg

濃いガスの中、5時半前にロッジ立山連峰を出発。
ガスってはいるものの、雷鳥坂から立山三山&雷鳥沢の紅葉が素晴らしい。

【2日目】
雷鳥平(ロッジ立山連峰泊)〜剱沢〜剱岳〜剱沢(幕営)



 
 
ガスってるけどスゲーきれい
a0148606_19305719.jpg


早朝の雷鳥沢キャンプ場
a0148606_19311483.jpg


ガスの紅葉もいいもの
a0148606_19354586.jpg


鮮やかなナナカマド
a0148606_1936122.jpg


紅葉した雷鳥坂を行く
a0148606_19362265.jpg


雷鳥坂の途中で振り返ると絶景!
a0148606_19364114.jpg


ガスの隙間から剱の色づいた山肌が一瞬見える
a0148606_19371029.jpg


剱沢キャンプ場。キャンプ場もテントで紅葉中
a0148606_1937517.jpg


するとガスが一瞬晴れ、紅葉した剱の神々しいまで美しい姿が!
a0148606_1941674.jpg

a0148606_19411799.jpg


テント設営後も天気は良くならず…剱に向けて出発です
a0148606_1942964.jpg


剱沢の紅葉も見事
a0148606_19422548.jpg


前剱大岩付近
a0148606_19423637.jpg


雷鳥
a0148606_19425973.jpg


こちらは3羽まとめて
a0148606_19431637.jpg


天気はどんどん悪くなり 雨→みぞれ→雪
a0148606_19434630.jpg


いよいよこの辺りから難所の連続に
a0148606_1944798.jpg


こんなところばかり
a0148606_1945340.jpg


カニのタテバイ
a0148606_19453047.jpg

a0148606_19454333.jpg


頂上まであと少し!
a0148606_19465100.jpg

a0148606_19585412.jpg


剱岳山頂到着
a0148606_19463169.jpg


さてgezan。カニのヨコバイ。ここの一歩目がコワい
a0148606_2002438.jpg

a0148606_2003474.jpg


カニのヨコバイを過ぎた垂直ハシゴ
a0148606_2005660.jpg


クサリ場を登り返す
a0148606_201745.jpg


見てるこっちの方がコワいわ
a0148606_2014061.jpg


また雷鳥。この日は覚えているだけで12匹の雷鳥と遭遇
a0148606_2021027.jpg


帰りの剱沢で一瞬ガスがとれる
a0148606_202283.jpg


岩と雪の殿堂はガスの中
a0148606_2023718.jpg


【danyama】
雪が少し積もった剱御前小屋を過ぎて、剱沢キャンプ場に向かう途中で一瞬ガスが薄くなり、
錦繍に彩られた剱岳が姿を現した。厳しさと美しさが同居した神々しいまでの存在感に大感動。

剱沢キャンプ場でテントを設営後、小屋で用意してもらったお弁当を食べて、
昼寝(朝寝?)しながら天気の様子見。
天気は回復するとの予想だったけど、むしろ悪化傾向に。
あまり遅い出発になると帰りが暗くなってしまうので、仕方なく10時過ぎにキャンプ場を出発。

この日は前日夜からの降雪のためか、すれ違う人も少なめ。
さらにこの時間から登る人はあまりおらず、静かに歩くことができたのがせめてもの救い。

一服剱の手前から雨が降り出し、その後は降ったり止んだりを繰り返す。
その雨も高度が上がるとみぞれ、そして時おり雪に変わる。
岩は濡れていてかなり滑りやすくなっている。そしてここは剱。いつも以上に慎重に進んでいく。

前剱から剱本峰までの難所も無事通過し、山頂に到着。
山頂の祠が無くなっていてちょっと残念。
聞く所によると9月に落雷で破壊されてしまったとのこと。

さて下山。
登り以上に気を引き締めなきゃと自分に言い聞かせて、ヨコバイなどをクリア。
ガスのため視界不良で、何度か道を失いそうになるが大事には至らず。
濡れたガレ場の下りは滑りやすく、足首サポーターを巻いているものの、
ちょっとした拍子に負担がかかり右足が少し痛み始め、より慎重に歩を進める。

ちなみにこの日はガスっていたので、登山道には雷鳥がウジャウジャ。
剣山荘から剱本峰までの往復で計12羽の雷鳥と出会う。ゲロゲロ言いながら飛んでたり、
3~4羽まとまって登山道を塞いでいたり。最後の方はありがたみも薄れてしまって…。

そして、今回2度目のアクシデントに遭遇。
一服剱目前のクサリ場(3番)を過ぎると女性が倒れているのが見える。
2人組の1人がちょうどケータイで救助要請の電話をしている。
状況を確認すると滑落し頭と背中を強く打って動けないとのこと。
頭からは出血しているが意識はある。
連れの方が落ち着いて対応していらっしゃり、ツェルトやレスキューシートなどの
緊急装備もお持ちだったのでひと安心。

山岳救助隊の到着までにはまだ時間がかかる。
連れの方がいれば、大勢でこの場に留まっていてもできることはないと判断。
じっとしていると必ず寒くなるはずなので2人分のフリースを預けて、
山岳救助隊の方に場所と状況を伝えるために下山開始。
しかしこのタイミングで雨が強くなり始めたのでちょっと心配になるが、
ちょうど剣山荘で山岳救助隊と合流し状況を説明。連絡先を伝えて剱沢キャンプ場に戻る。

前剱からのガレ場の下りは、難所を過ぎて緊張感がなくなるだけでなく、
足の疲労も蓄積しているので事故が多いとのこと。それに加えてこの日は雨。
(翌日、連れの方と連絡をとると、幸い大事には至らず打撲で済んだとのことで
ホントに良かった…)
ヘルメットをかぶっていればもう少し怪我が軽度で済んだかもしれないので、
やはりこの山に登る場合はヘルメットは装着した方が良いと改めて思った次第。

【komemame】
朝5時半、くつろぎ気分を引き締めて歩きはじめる。
はじめて背負う10キロ以上のザックがズシンとのしかかり、
バランスがうまくとれないため、一歩一歩慎重にゆっくりと先を進む。
それにしても、立山三山と雷鳥沢の紅葉が素晴らしかった。
何度も何度も振り返り、景色を堪能。
もしかしたら、こんなにすごい紅葉をみたのは初めてかも!

標高をあげていくと少しずつ寒くなってきた。
剱沢キャンプ場は、じっとしているとかなり寒い!
朝ごはんを食べてから、テントの中でしばらく天気待ちをしていたのだけど、
シュラフにもぐっても、歯がガタガタするほど。(寒がりなもんで…)
動いていないと、どんどん冷えそうなので、
横でうたた寝しているdanyamaを起こして剱岳へ出発することに。

天気待ちをしたわりに、小雨が降り、ガスもすごい。しかも寒い。
こうなるとテンションは下がる一方。。
そんな気分で登っていたら、岩にかけた足が滑り、
どこかにつかまることもできなくて、1.5mほど滑落。
膝と太ももを思いっきり打ってしまう。
しばらくは、恐怖と大事に至らなかった安堵感で体が震えて力が入らない。
体が浮いた瞬間の怖さは、下山した今でも思い起こされるほど。

その後も、天気はどんどん悪くなる一方で、下山してきた人から、
「上は雪が降っている。滑りやすいから気をつけて」と言われ、
恐怖感はますます募るばかり。
「私、本当に山頂まで行けるんだろうか…」何度そう思ったことか。
でもこの思いを振り払うように、慎重に慎重に、
これでもないくらい慎重にのぼり、難関といわれるカニのタテバイなどもクリア。
ようやく山頂へ。
いつもなら達成感でうれしく思うところだけど、
今回ばかりは「下山こわい…」と早々に下山の恐怖を考えてしまった。

予定以上のタイムで無事下山できたときは、
やや放心状態。そのままテントの中に倒れこむ。
しばらく休んで、danyamaがつくってくれた温かいごはんを食べて
ようやく元気を取り戻した。
今思うと、自分の滑落、あと下山時に遭遇した滑落事故など、
体力的というより、むしろ精神的に疲れてしまったのだと思う。

この日はそんなこんなでクタクタで、早々に就寝。


【memo】
05:29 ロッジ立山連峰
06:56 剱御前小屋
07:30 剱沢キャンプ場(テント設営&朝食、天気待ち) 10:09
10:34 剣山荘 10:48
11:13 一服劔
11:56 前剱
12:50 平蔵のコル
13:23 剱本峰 13:43
14:12 平蔵のコル
15:12 3番鎖直下で遭難者介助の手助け15:30
15:40 一服劔
15:54 剣山荘(山岳救助隊員の方に状況報告) 16:05
16:32 剱沢小屋 16:36
16:44 剱沢キャンプ場(幕営)
[PR]
by ighana | 2012-10-07 19:27 | 山登りのこと